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2021.01.03
2011年3月11日の東日本大震災から8年を迎えようとしていた2019年、郡山市のフロンティア大使であるGReeeeNと郡山市との連携事業として「復興の灯火プロジェクト」が始まりました。
福島にゆかりがあるGReeeeNにとって震災復興への想いは人一倍強く、大きなものでした。その気持ちを何か形にして届けたい、そう思った私たちは郡山の伝統的な和紙をその素材として使用することを考えました。
それが、このプロジェクトにおける一つの大きなテーマである海老根伝統手漉き和紙でした。
海老根伝統手漉き和紙は、郡山市中田町の海老根地区に伝わる福島県の伝統的工芸品に指定された和紙です。
メンバー1人ひとりに一枚ずつ和紙に想いを描いていただき、それを一つの灯ろうにして、GReeeeNの緑の扉のモニュメントがある郡山駅西口駅前広場に展示することになりました。
同じ会場には、地元の小学校が描いた灯ろうも一緒に並べられました。
当時創立90周年を迎えた芳賀小学校の6年生には、復興へのメッセージとして夢や希望、ふるさと郡山に対する想いを自由に描いていただきました。
2019年3月10日、少し暗くなりはじめたころ始まった点灯式。
会場には多くの人が集まり、海老根伝統手漉き和紙保存会長や芳賀小学校の代表児童が出席する中、GReeeeNの灯ろうもお披露目されました。
飲食店や駅のビルに囲まれた郡山駅前の広場に400を超える灯ろうが並び、見る人の心と福島の未来を明るく照らすイベントとなりました。