レポート
2025.03.13
2025年3月11日、郡山女子大学短期大学部が主催し、JR郡山駅西口駅前広場にて「復興の灯火プロジェクト2025」が開催されました。(福島県 県中地方振興局「キャンドルナイト」と同時開催)
本プロジェクトは、東日本大震災の記憶を後世に伝え、地域文化を継承することを目的とした復興支援イベントです。
今年も多くの方々のご協力のもと、心温まる時間となりました。
今年の「復興の灯火プロジェクト」では、郡山市内の小・中・高校生、復興公営住宅の住民、書道会、地域の方々が制作した約370基の灯ろうが展示されました。
これらの灯ろうは、福島県の伝統工芸である海老根伝統手漉和紙を使用し、それぞれの想いが込められています。
また、会場では郡山女子大学短期大学部の幼児教育学科チャイルドミュージックコースの学生による演奏が行われ、訪れた方々に感動を与えるひとときとなりました。
灯ろうの光と音楽の調和が、震災の記憶を未来へつなぐ象徴的な時間を作り出しました。
本プロジェクトには、郡山市、福島県、海老根伝統手漉和紙保存会、NPO法人みんぷく、郡山市社会福祉協議会避難者生活支援室など、多くの団体が協力してくださいました。
特に、避難者の皆さまや生徒・学生が関わることで、震災の記憶を共有し、地域のつながりを深める機会となりました。
震災から年月が経過し、記憶の風化が懸念される中で、「復興の灯火プロジェクト」は、震災の教訓を伝え、地域文化を守りながら、新たな世代へと想いをつなぐ大切な場となっています。
これからも、より多くの方々にご参加いただけるよう、活動を続けてまいります。
来年の開催に向けても、より充実したプロジェクトを目指して準備してまいります。
今年ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。